PEOPLE / ORGANIZATION / WORK
仕事は、
人と仕組みの間で動いている。
同じ仕事をしていても、 人によって見えているものは違います。
現場で作業する人。
問い合わせに対応する人。
判断する人。
仕組みを変えられる人。
それぞれ、 持っている情報も 責任も違います。
だから、 問題が見えていても すぐに変えられるとは限らない。
逆に、 一人では解けない問題でも、 適切な人につながれば
前へ進むことがあります。
仕事をしていく中で、 人と仕組みの間を見ることが
少しずつ増えていきました。
INTRODUCTION
同じ仕事でも、
見えているものは同じではない。
仕事には、 いろいろな立場の人が関わっています。
実際に作業する人。
その作業を支える人。
判断する人。
全体を見る人。
同じ出来事を見ても、 それぞれが持っている情報や 優先していることは違います。
同じものを見ていても、
同じ景色が見えているとは限らない。
仕事を進めるときは、 自分からどう見えるかだけでなく、 相手からはどう見えているのかも 考えるようになりました。
01 / DIFFERENT VIEWS
困っている場所と、
判断できる場所は違う。
現場にいると、 「ここが分かりづらい」 「ここで時間がかかる」 と気づくことがあります。
実際に困っているからこそ、 見えるものがあります。
でも、 その問題を変えられる場所が 同じところにあるとは限りません。
仕組みを変えるには 別の判断が必要なこともあります。
他の業務への影響を 考える必要もあります。
困る側と、
仕組みを決める側が違うことがある。
だから、 問題を見つけることと 問題を動かすことは 別の仕事なのだと思うようになりました。
02 / COMMUNICATION
小さな違和感のうちに、
話せる方がいい。
仕事をしていると、 自分だけでは 判断できないことがあります。
まだ問題なのかどうかも はっきりしていない。
でも、 少し気になる。
そういう段階で 誰かに共有できることは 大切だと思っています。
大きな問題になる前に、
小さな違和感を共有できる。
そのためには、 伝える側だけでなく、 受け取る側も大切です。
分からないことを聞ける。
少し不安なことを 確認できる。
必要なら、 より詳しい人へつなげられる。
そういう関係がある方が、 問題を大きくしないで済むことも 多いと思っています。
03 / TEAM
一人で解くより、
解ける場所へつなぐ。
自分で考えることは大事です。
自分で調べることも必要です。
でも、 何でも自分だけで 解決する必要はありません。
技術に詳しい人。
業務に詳しい人。
現場をよく知っている人。
判断できる立場の人。
問題によって、 必要な人は変わります。
自分が答えを持っていなくても、
誰につなげればいいかが分かれば前へ進める。
チームで仕事をする意味の一つは、 一人では持てない知識や経験を つなげられることだと思っています。
04 / ORGANIZATION
良い案なら、
そのまま進むわけではない。
改善案を考えるとき、 技術的にできるかどうかだけなら 比較的分かりやすいことがあります。
でも、 組織の中で実際に動かすとなると それだけでは決まりません。
費用。
優先順位。
他の業務への影響。
誰が運用するのか。
誰が判断するのか。
いろいろな条件があります。
良いと思うことと、
今動かせることは同じではない。
だから、 案を考えるだけでなく、 どこまでなら動かせるのかも 見るようになりました。
05 / PEOPLE & SYSTEM
人が頑張って回していることも、
仕組みの一部に見える。
業務の中には、 人がうまく補うことで 成り立っているものがあります。
情報が足りなければ調べる。
分からなければ聞く。
例外が来れば判断する。
途中で別の仕事が入っても、 また元へ戻る。
人が対応できるから、 結果として仕事は回ります。
回っていることと、
負荷が少ないことは別。
人が自然にやっていることほど、 問題として見えにくいことがあります。
改善を考えるときは、 その「人が補っている部分」も 見るようになりました。
06 / IMPROVEMENT
全部変えなくても、
少し良くすることはできる。
問題を深く見ていくと、 簡単には変えられないものも 出てきます。
長く使われてきた仕組み。
積み重なったデータ。
いくつもの業務とのつながり。
組織の中での役割。
すべてを一度に 変えられるとは限りません。
全部解決できなくても、
動かせるところはある。
人が何度も繰り返している作業。
情報を移しているだけの作業。
少し整理すれば 分かりやすくできるところ。
そういう場所から 少しずつ変えていく方が 現実的なこともあります。
07 / WORK
人を変えるより、
仕事の置き方を変える。
仕事がうまくいかないとき、 人のやり方に 原因を求めたくなることがあります。
でも、 同じことが何度も起きるなら、 その人だけの問題ではないかもしれません。
情報が分かりづらい。
手順が複雑。
判断する場所が曖昧。
一人に負荷が集まっている。
人の頑張りを増やす前に、
仕事の置き方を見直せないか考える。
誰かが頑張れば回る状態より、 普通にやっても回る状態の方が 長く続けやすいと思っています。
FIELD NOTE
問題の間に、
人が立っている。
システムと現場の間。
情報と判断の間。
現場と組織の間。
仕事の中には、 いろいろな境目があります。
その境目を 人がつないでいることも 少なくありません。
人がいるから仕事は回る。
だからこそ、人に頼りすぎない仕組みも考えたい。
分からないことを話せること。
必要な人につなげられること。
困っている場所を見つけること。
すぐ変えられなくても、 動かせるところを探すこと。
そういうものも、 仕事を進めるための 大事な部分だと思っています。